また、問題的インターネット使用者は、男性に比べて女性で1・52倍、睡眠不足の人で1・52倍、注意欠陥行動傾向のある人で2・7倍、抑うつ症状のある人で2・24倍、不安症状のある人で1・43倍、統計学的にも有意に多いことが示されています。
この研究結果は、問題的なインターネット使用者で精神症状を有する人が多いということを示しているだけで、問題的なインターネット使用が精神疾患を引き起こすというような因果関係を示すものではありません。とはいえ、インターネット依存度の評価は、精神症状に対する適切なケアを早期に提供できる可能性を秘めており、今後の研究データに注目したいところです。
役に立つオモシロ医学論文