無表情、丸い、長い…「顔つき」には7つの病気が潜む

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「パーキンソン病の患者さんは、歩くときに前かがみになり小刻みにすり足で歩くようになったり、腰が曲がったり斜めに傾いたり、首が下がるなどの身体機能に異常が表れます。さらに、まばたきが減る、表情がなくなる仮面様顔貌が知られています。仮面様顔貌は強皮病(皮膚や内臓のさまざまな臓器が硬くなる原因不明の自己免疫疾患)でも起こることが知られています」

 無表情だと顔の血液やリンパの流れが悪くなり、筋肉が固まり、しわが増えて老け顔になるという。

■「歯」が原因になるケースも

 顔がお月さまのように真ん丸になる症状をもたらすものもある。クッシング症候群だ。副腎皮質ステロイドホルモンのひとつであるコルチゾールというホルモンが過剰に分泌され、ムーンフェース(満月様顔貌)や中心性肥満などの特徴的な症状を示す病気の総称だ。

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