インフルエンザ流行 専門医が教える今やるべき7つの対策

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 昨年12月からインフルエンザ流行期に入った。学級閉鎖をする学校も出てきている。今、やるべき対策は? 呼吸器内科専門医である池袋大谷クリニック・大谷義夫院長に聞いた。

 仕事柄、大谷院長がインフルエンザ患者と接触する機会は、我々一般人よりはるかに多い。それでもインフルエンザで倒れることなく過密なスケジュールをこなせているのは、「エビデンス(科学的根拠)があることは全てやる」という姿勢で臨んでいるからだ。 

「マスクは診療がある時は1日20枚以上、休診日でも外出のたびに交換するので、だいたい4枚以上使っています」(大谷院長=以下同)

 インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染と接触感染、最近では空気感染の報告もある。マスクは飛沫感染をシャットアウトし、喉の潤いを保つ。ただし、マスクの“使い回し”はダメだ。

「マスクの表面にはウイルスが付着しています。一度外したものを再び使えば、そのウイルスに接触感染する。外したら捨てる。外す時は、マスクの表面に触れない」

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