高濃度日の翌日は死亡率3%増「PM2.5」の誤解と真実

北京はこの状態(C)共同通信社

 環境基準が厳しい日本では8対2で自然由来のものが多く、とくに気をつけたいのが火山灰。日本は世界有数の火山国で多くの活火山があり、その影響には注意が必要だ。

■手洗い・うがい・マスクは効果がない?

 目に見えない微小な粒子状物質だから、効果がなさそうだが、そうではない。

「ヒトは無意識のうちに手で顔を何回も触ります。その意味では手洗いは有効です。うがいも口腔内に付着した微小粒子を洗い流すには良い方法です。粗いマスクの目ではPM2.5がすり抜けてしまうから意味がない、と思われがちですが微小粒子はそれ自体が運動しているため、マスクである程度、からめとることができるので有効です」

 PM2.5の1時間ごとの測定値は、環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で見ることができる。

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