皆さん、気になるのが治療法でしょう。この病気の発生には、KITなどの異常なタンパク質が関わっていることが分かってきました。その流れを阻害する分子標的薬がイマチニブで、進行して転移がある場合に使われます。そんな薬の登場で非常に高い治療効果が示されているのです。
さらにイマチニブが効かなくなればスニチニブを、スニチニブが効かなくなればレゴラフェニブを投与。効果的な分子標的薬が続々と登場したことで、半数を超える方が5年を超えて延命するようになっています。8年の闘病を続けたショーケンさんも、これらの薬を使い分けながら、がんと折り合って生活されたのでしょう。
希少がんは厄介ながんと思われるかもしれませんが、治療法が確立されつつあるケースが珍しくなくなっています。
やっぱり、自分が死ぬ時はがんがいいと思います。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁