「令和30年」のニッポン

治療薬が保険適用に「がん死」令和ではどこまでが減るか

オプジーボ(C)共同通信社

 治療薬が庶民でも手が届くようになれば、がん死が激減する時代も近そうだが……。

 ハタイクリニック(東京・目黒)の西脇俊二院長がこう言う。

「この先5年、10年で、がん死がなくなるとは思いません。がんも進化するしね。ですが、いまよりはるかに副作用が少ない抗がん剤や免疫治療が登場する可能性はある。私自身、IPTという治療法を実施していますが、これはインスリンの作用で副作用がない。また、米国では30年前から“がんにならない食生活”が提唱され、着実に死亡者が減っている。ストレスコントロールも関わってきますが、日本でもこうした治療法、予防法を実践すれば、がん死が減るのは間違いありません」

 その食生活は、「マクガバンレポート」。興味がある方はチェックしてみるといい。

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