医者も知らない医学の新常識

米で死亡リスク2倍の報告 猫を飼うと肺がんになりやすい?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 それでは、他の動物の飼育でも、がんとの関係はあるのでしょうか? 今年の環境科学の専門誌に、アメリカでの調査結果が報告されています。それによると、ペットを飼っているとその後肺がんによって死亡するリスクは2倍以上になり、猫を飼っていると3倍近くなる、という結果でした。意外にも、他の動物より猫の飼育のリスクが高かったのです。

 動物を飼っている人は、糞などから舞い上がるホコリを吸い込まないように、気を付けた方がいいようです。

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石原藤樹

石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

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