性感染症最前線

軟性下疳<1>現在は輸入感染症になっている“幻の性病”

輸入性感染症として注意が必要(写真はイメージ)(C)日刊ゲンダイ

「性感染症の原因を特定するには培養検査が行われますが、国内で軟性下疳を特定することは困難です。しかし、臨床所見(見た目の症状)により、通常このような潰瘍の症例では抗生物質の内服と軟膏で治療します。それで、これまでも軟性下疳と診断されないまま治癒しているケースがあるのかもしれません」

 激痛を伴う潰瘍には、輸入性感染症の疑いがあることを知っておこう。

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