BMIは「体重(キロ)÷<身長(メートル)×身長(メートル)>」。高齢者でも「太るのは嫌」と考える人がいるが、健康のためには、小太りがいい。
そして、もうひとつのサルコペニア対策は、日常的に体を動かすこと。若林医師は「病院で5階までなら階段を使う」「エレベーターに乗っている時などに爪先立ちなどの筋トレをする」といったちょこちょこした方法を取り入れている。
「膝が痛くて階段は無理なら、歩く時間を少し増やすだけでもいい。家の周りを1周歩くだけでもいいのです。あとは、椅子に座って膝を交互に伸ばす、太ももを交互に上げるなど。毎日やれば、全く違います」
老親に、いつまでも健康で人生を楽しんでもらうために。