否定する人の背景には、閉経を「老い」と感じたり、月経がなくなる寂しさがあったりするのでしょう。しかし圧倒的な理由は、更年期に関しての知識不足。月経の教育はされても閉経の教育はなく、いつ、どんな変化が起きるかは、ほとんどの人が知りません。
閉経に、出産経験の有無や、出産が早い・遅いは関係ありません。今も昔も50歳くらいで迎えます。更年期は閉経を挟む10年間を指し、それによる不調がいつ表れるかは、個人差が大きい。私のように40歳になってすぐに出る人もいれば、30代から出る人、50代になってもほとんどつらさを感じない人もいます。
しかし、基礎知識がなければ、正しい判断はできません。それどころか、メディアや雑誌の情報をうのみにしてしまい、誤った判断をしてしまいかねない。
「私は更年期ではない」と断じる前に、正しい情報を仕入れてほしい。公的機関、婦人科クリニック、製薬会社が運営する更年期専門サイトや、更年期や女性の健康に関するNPOのサイトなどをお勧めします。
更年期を知って夫婦円満