成功のヒミツ失敗しないコツ

「薬の在庫がない」を避けるための 調剤薬局の賢い選び方

すいている薬局を探して入ったらガッカリなんてことも(C)日刊ゲンダイ

「地域薬局は門前薬局よりすいている分、薬をスムーズに受け取れるというのがうたい文句。なのに在庫がないとは何事かと怒りだす患者さんは少なくありません。でも、保険診療に使われている薬は1万6000品目もある。チェーン店でも1店舗に置ける在庫は多くて1500品目にすぎませんから、どうしても頻度の高い薬を中心とした品揃えになってしまう」

■処方薬1万6000品に対し在庫はせいぜい…

 個人経営の店舗だと、さらに在庫は少なく、せいぜい1000品目。一方、門前薬局も街中のチェーン店と同じく1500品目前後だが、扱う病院の処方箋の傾向がわかっているので在庫切れのケースはほとんどない。

 価格でも門前薬局のほうが有利。調剤薬局で支払わなければならないのは薬そのものの金額(薬剤料)だけではない。明細書を見ると、薬剤料のほかに「調剤技術料」と「薬学管理料」の2つの項目がある。薬局のタイプによって一番差が出るのが調剤技術料に含まれる「調剤基本料」だ。

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