しかしながら一方で、親が糖尿病であっても子どもが糖尿病でない家系、または親は糖尿病でないのに子どもが2型糖尿病を発症している家系は、決して珍しくありません。「親は糖尿病でないのに子どもが糖尿病」という家系では、もしかしたら親も糖尿病発症に関する遺伝子を持っていたかもしれず、しかしそれでも親は発症しなかったということも考えられますので、親が糖尿病でなくても安心はできません。
■食生活が受け継がれてしまうケースが
前述の通り、親が糖尿病、特に両親が糖尿病の場合、子どもの糖尿病発症リスクは高くなる。しかし遺伝子に加え、糖尿病発症に大きく関係していることのひとつが、食生活です。
親が“糖尿病を発症しやすい食生活”を日常的に取っている場合、子どもにもそれが受け継がれてしまうケースがあります。
進化する糖尿病治療法