「適度な運動を行うようにしてください」
こんなことを医師や看護師から言われたり、また健康雑誌やテレビ番組で見て、うんざりしたことがある人は多いでしょう。運動が体にいいことは分かっている。でも、忙しくて運動ができない、または膝や足首が痛くて体を動かすのがつらい……などなど。
運動は確かに大切。脂肪燃焼効果があり、筋肉をつけて基礎代謝を高める運動は、取り入れてほしい項目のひとつです。
さらに運動は、インスリンの働きを改善して血糖値を正常の範囲に保ったり、悪玉コレステロールを減少させ善玉コレステロールを増加させたり、ストレス解消になったり、骨粗しょう症を予防したり……。近年は、体の老化を促進させ、がんや動脈硬化などさまざまな疾患をもたらすといわれる「活性酸素」が、身体的不活動でも高まるという報告もあります。つまり、運動が体にいいことが、あらゆる方面から証明されているのです。
進化する糖尿病治療法