「子宮筋腫」で生理がつらい…知っておきたい4つの治療法

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 妊娠を希望する人で、大量出血や生理痛といった子宮筋腫の症状を緩和したい人には、鎮痛剤や鉄剤などの薬による対症療法がある。これで対処しきれないようならば、子宮筋腫核出術。子宮筋腫だけを摘出する方法で、子宮は残るため、今後も妊娠可能だ。

「今は妊娠を希望していない。しかし今後は希望する」という人には、薬物療法の一種、ホルモン療法もある。女性ホルモンの分泌を抑えて子宮筋腫を小さくする。

「薬をやめると筋腫が再び大きくなるので、根本的治療ではありません。ただ、薬をやめたら妊娠可能です」

「子宮筋腫で妊娠しづらいと考えられるため、一時的に小さくしたい」「手術前に小さくしたい」「閉経したら子宮筋腫の症状はなくなる。だから閉経するまでホルモン療法で症状を抑えたい」といった場合に行われることも。閉経までの“つなぎ”でホルモン療法を選ぶ場合、“閉経は必ず○歳で終わる”というものではないので、結果的に「長期にわたってホルモン療法を受けたけど、よくならなかった」という展開も……。

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