歯の疑問 ずばり解決!

終末期まで自分の歯で食事を楽しみたい 60歳でできること

高齢の方こそ「最後の仕上げ治療」を

【Q】現在60歳。人生の最後、終末期まで自分の歯で食事を楽しみたい。今できることは何ですか

【A】 晩年に大きな治療をなるべく必要ない状態で迎えられるようにしておくことです。

 先日、70歳の患者さんに「もう年だから、痛みだけ取ってくれればいいわ」と言われました。通うのも大変だし、費用もかかってきますから、あまり大げさな治療をしてほしくない、ということだと思いますが、賛成できません。介護されるようになったら自力で歯科医院に通えませんし、在宅医療では歯科医院で受けられるような通常の治療は行えないからです。

「要介護になったら機能回復の治療ではなく現状維持の治療が中心になる」ということを忘れないでください。自力で通えるうちに口腔内を“ある程度完全な状態”にする治療をしておくべきです。そのため、僕はご高齢の患者さんにこそ最後の仕上げの治療を提案しています。

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