新型コロナ緊急事態宣言下 3つのメンタルリスクと解決法

外出の機会や日課を決める(写真はイメージ)/(C)PIXTA

 孤独は心の毒の最たるもの。人との交流は、メールだけでは不十分です。「声の聞こえる」関係、「顔の見える」関係を維持しましょう。在宅勤務の人は、電話・ビデオ通話などで上司・同僚と普段以上に回数多く報告・連絡・相談を行うことです。特にビデオ通話アプリは、ここぞとばかりに最大限に活用しましょう。管理職の立場からすれば、ビデオ通話で部下たちにハッパをかけることは、業務パフォーマンスの低下を最小限に食い止めるためにも必要なことです。同時にその結果、部下との間に精神的なつながりを維持することもできます。

 仕事のない人は、電話帳を開いて、古い友人にかけてみてもいい。故郷に健在の親御さんにかけてみてもいいでしょう。みんな退屈しているはずです。声が聞こえる、表情の動きがわかるだけで、心の癒やしにつながります。コロナとの戦いは長期戦になりそう。それゆえ、一人一人が「緊急事態宣言下のヘルシーなライフスタイル」を確立することが急務の課題といえます。

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