毎日大さじ1杯!腸活みそ料理

梅雨時の食欲減退を防ぐ洋風みそだし 胃粘膜を守る効果も

ごはんの食べ過ぎにご注意!(提供写真)

 近年では、木樽の天然醸造で仕込んだみそを見かける機会がほとんどなくなってしまいました。日本の食文化の伝統を守る意味でも、この製法で造られたみそがオススメです。みそは全国津々浦々、産地も種類も豊富で、スーパーでもたくさんの種類のみそが販売されていますが、ぜひ表示をよく見て、シンプルな材料、長期熟成、天然醸造などの表示があるもので色が濃いものを選んでみてください。

 今回は、ジメジメしてなにかと食欲が落ちがちな梅雨の時季にも箸がすすむ「洋風みそだし」です。「だし」は山形の郷土料理で、夏野菜を細かく刻んで味付けしたもので、白いご飯にのせて食べる夏の風物詩のレシピです。本来は鰹だしのつゆなどで味付けするのですが、私はみそで作ってみました。

 みそを使うことで、ほんのり甘く、さっぱりと仕上げることができます。素材のひとつであるオクラのネバネバ成分が弱った胃粘膜を守り、夏バテを予防してくれます。

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関由佳

関由佳

専門は内科、予防医学。2013年ニューヨークの料理専門学校(Natural Gourmet Institute)で資格取得。著書に「毎日食べたい!腸活みそレシピ」ほか

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