きゅうりが1987年にギネス登録されたのをご存じでしょうか?「最も栄養のない野菜」と記憶している人がいますが、実際は「Least calorific fruit(最もカロリー値の低い果実)」です。
カロリーとは熱量(エネルギー)を示す単位で、食品に含まれる炭水化物、タンパク質、脂質の合計を言います。ですからカロリー値が低いから栄養素が少ないとは一概には言えません。
95%は水分ですが、残り5%に重要な栄養素が含まれています。
まず、体内の余分なナトリウムを体外に排出する作用があるカリウム。夜間の食塩摂取は夜型を引き起こしやすいので、是非夜に摂りたい栄養素の一つです。
その身は淡色野菜ですが皮の緑色には、抗発癌作用や免疫賦活作用のあるβ-カロテンや、腸内環境を整える不溶性食物繊維も豊富です。
時間栄養学と旬の食材