病気を近づけない体のメンテナンス

下肢静脈<上>職場セルフケアで足の「筋ポンプ」を鍛える

(提供写真)

 また、オフィス内の周囲の人に迷惑がかからないようなら「貧乏ゆすり」も足の健康にはいい。

■昼の休憩時は足を高くする

 下肢静脈を休ませるには、横になるのが一番いい。ソファなどを使えるのであれば、マットやクッションを足の下に置き、心臓よりも足の位置を高くする。横になるのが難しいなら、椅子を2つ使って、片方の椅子に足を乗せて休む。

「すでに下肢静脈瘤がある人、自覚症状のある人、立ち仕事の人に、特に勧めたいのは日中に『弾性ストッキング』をはく習慣です。足首に最も強い圧力をかけ、上へ向かうほど段階的に弱い圧力をかける仕組みで、血液を上へ押し上げるサポートをしてくれます。しかし、結構はきにくいので『ハイソックス』でもかまいません。効果は同じです」

 次回は、下肢静脈瘤の進行を防ぐ体操を紹介する。

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