出血の吸収後に結膜に出血の原因となった瞼裂斑や異常な血管などが見つかることもあります。
治療方針を決めるためには同じ赤い目であっても最初に、結膜下出血と結膜炎や上強膜炎などに伴う充血と明確に区別する必要があります。結膜下出血は出血が刷毛ではいたように広がり、充血では各血管が拡張しますが血管から外に出血はしていません。重大な原因疾患が指摘できず付随するケガや異物がない結膜下出血の場合には、治療は特には必要ありません。入浴時に温湿布で温めると約10~14日後に出血跡は減少し、再吸収されるでしょう。
みんなの眼科教室 教えて清澤先生