「死ぬまで元気」を目指す

女性の髪の薄毛対策で今やるべきことは発毛剤?それとも…

健康的な生活を送ることが薄毛予防につながる(C)日刊ゲンダイ

「最近鏡を見るのが嫌になった」と話すのは、60代の女性。その理由は、自身の髪の量にあるそう。「若い頃はうっとうしいぐらい髪が多かったのに、最近ぐっと少なくなった。このままどんどん抜けていくのかしら?」と憂鬱そうである。

「女性の薄毛の原因は様々ですが、加齢によって女性ホルモンであるエストロゲンが減ることが最も多い理由でしょう。エストロゲンは女性らしさをキープする上で欠かせないホルモン。もともと女性の体内に存在していますが、年齢とともに減少し、それに合わせるように毛髪がハリやコシをなくしてしまうんですね」

 こう言うのは、国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長(以下同)。女性の薄毛の場合、加齢だけではなく、出産後脱毛症やダイエットによる脱毛、精神的ストレスや自己免疫、自律神経の異常による脱毛症などもあるそうだ。

 男性の薄毛の原因は壮年性脱毛症によるものが多く、生え際や頭頂部から抜けていくのが特徴。一方で女性の薄毛で多いとされているのは、髪全体が細く薄くなっていき、頭頂部の分け目が目立つようになる例。これを「びまん性脱毛症」と呼ぶ。

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