コロナ禍のインフルエンザ対策<上>唾液が付くものを共有しない

横並びの方が飛沫対策には良い

 家庭内で家族が集まって3密の場面になりやすいのは、食事のとき。当然マスクを外すので、感染リスクも高くなる。

 食事のときの飛沫対策は、人数が多ければ時間をずらしたり、極力しゃべらないようにする。できれば食卓を囲むのではなく、横一列に並ぶ、もしくは席の位置をジグザグにするといいという。

 家庭内の接触感染を防ぐには、唾液が付くものは共有しないこと。コップ、ペットボトル、歯ミガキ粉、タオルなど。洗面台も歯ミガキのうがいのときに唾液をまき散らすので、常に掃除しておくべき場所だ。

「新型コロナはステンレスやプラスチックの上では3日間くらい生きているといわれます。室内の取っ手やノブなどの部分も、こまめにアルコール消毒をする。できれば玄関に消毒液を置いておき、帰宅したら玄関で手を消毒してから室内に入り、ウイルスを自宅に持ち込まないのがいいでしょう」

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