マラドーナも手術「慢性硬膜下血腫」には目の異常が表れる

マラドーナの手術は成功(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

 診断が明らかになれば、治療は脳神経外科で頭蓋骨に穿頭の上、血腫を吸引することになる。

 この処置は脳外科医にとっては比較的容易なものなのだが、再発することがあるため注意が必要だという。

「私の知り合いの眼科医も、その診断がついていながら死亡に至ってしまった例もあり、私には忘れられない病気です。油断は禁物です」

 モノが二重に見えたり、目の位置がいつもと異なると感じたら、ためらわずに眼科や脳神経外科を受診することだ。

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