そんな研究結果が出たところに、先ほどの調査です。医療関係者の判断ではなく、自分や友人の意見で治療を中断した人が40人中17人と4割超。このコロナ禍では、治療の遅れが4週間では済まない恐れがあります。たとえば胃がんや大腸がんなど早期なら内視鏡で治るのに、1年も手術が遅れたら大変なことになります。
重ね重ねになりますが、不安ならセカンドオピニオンを取ったり、各地のがん診療拠点病院にある「相談支援室」に相談するといい。相談支援室は、その病院の患者でなくても利用できます。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵