ビートルズの食生活から学ぶ健康

メンバーはリラックスし副交感神経優位の状態になっていた

1968年、彼らはヨガの聖地インド・リシケシュを訪れた(C)ゲッティ=共同

 リンゴだけはタマネギやニンニクのほか、スパイスなどの刺激物を全く受けつけない体質だったので、インド料理が口に合わず、缶詰のベイクドビーンズをスーツケースにいっぱい持ち込み、それを食べました。

 4人とも朝食後の瞑想やマハリシの講義に参加、この時の様子は、写真集「The Beatles in Rishikesh」(ポール・サルツマン著、Avery刊)に収められていますが、その中に、ギターを持ったジョンと歌っているポールの横顔をとらえた写真があります。

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松生恒夫

松生恒夫

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

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