運動に関しては、特に歩数や運動量が多いからといって、うつ病や自殺念慮が少ないという結果には至らなかった。しかし興味深いのは、「運動量が昨年より減った」人では、うつ病や自殺念慮の割合が高かった点。
「因果関係などの解釈には注意が必要なものの、年収や生活スタイルについても言えますが、『変化』が特に良くないのではないかと考えています」
コロナ禍収束のめどはつかず、その先行きは誰にもわからない不安定な状況だ。そんな中、心身の健康を保つための土台として、規則正しい生活を送り、困ったことがあればSNSでもよいので連絡を取れる相談相手を充実させていきたい。