ビートルズの食生活から学ぶ健康

ジョージは肉や魚を調理するのも食べるのも許さなかった

ジョージ・ハリスン(左)とパティ・ボイド(C)ロイター/MPTV

 ビートルズのメンバー4人が経緯こそ異なるものの、それぞれが菜食主義者になったことは、これまでも述べてきました。

 メンバーの中で最初に本格的な菜食主義を取り入れたのはジョージ・ハリスンでした。そのきっかけについては、彼の最初の妻であったパティ・ボイドの著書「パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥデイ」(シンコーミュージック刊)につづられています。パティはトップモデルであり、フォトグラファーでもありました。ちなみに彼女はジョージと離婚した後にエリック・クラプトンと結婚します。ご存じのように、ジョージをはじめビートルズのメンバーと親しかった世界的ミュージシャンです。

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松生恒夫

松生恒夫

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

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