その結果、パティは、ジョージはもちろんのこと、彼らの家を訪れる家族や友人に菜食料理を手作りすることが日常となります。また、それに伴って食材を揃えることが楽しみになったとも語っています。そのために、ホームパーティーなどでは自然食品専門店で穀類、豆類、野菜、果物を買い揃えました。
パティ自身は、後にジョージと離婚しますが、ジョージとともに暮らした期間はベジタリアン生活を続けます。一方、ジョージは死ぬまで菜食主義を貫き、「自分の家では肉や魚を調理するのも食べるのも許さなかった」(同書から)のです。
菜食主義者ジョージの思いは、1970年代初めに発表された彼のアルバム「オール・シングス・マスト・パス」や「リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」からもメッセージとして伝わってきます。
ビートルズの食生活から学ぶ健康