最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと

認知症でも独り暮らしでも在宅で最期まで問題なく過ごせる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 時には訪問看護を医療保険で利用することも。日々変化していく患者さんの状況は、人が入る時にバイタルチェックを行って確認していきました。状態に応じて、点滴や服薬などで対処。約2カ月間、最期まで自宅で過ごされ、私たちの見守る中、旅立たれていきました。

 2025年には団塊の世代がすべて後期高齢者となります。そうなると5人に1人が認知症になるといわれています。

 将来もしあなたが、あるいはあなたの大切な人が認知症になった時のために、在宅医療で看ることを選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

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下山祐人

下山祐人

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

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