最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと

家族をちゃんと家で看取れるか 心配な時はどうすればいい?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 奥さまが薬局に薬をもらいに行くのが大変になったなら訪問薬局を導入したり、飲み薬がつらかったら貼り薬に替えてみたり。途中、奥さまが「自宅で本当に看取りをできるのかしら」と心の内を漏らされた時は、今後の経過について、どういう状態になっていくかなどをiPadでイラストなどを見せながら説明しました。

 こうしてご家族の不安や不便を取り除きながら、約1カ月後に最期の時を迎えました。

 在宅医療は患者さんの経過に合わせて一緒に寄り添う医療です。自宅に帰りたいという気持ちがあるなら、帰りましょう。不安があっても大丈夫。プロのチームが支えますから。

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下山祐人

下山祐人

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

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