病気を近づけない体のメンテナンス

目<下>眼科専門医が教える「スマホ老眼」を防ぐ5つのケア法

2~3日に1回「ホットパック」を(C)日刊ゲンダイ

 ただし、次のようなことに注意しよう。①ドライアイ対策には「人工涙液」などできるだけシンプルな成分の目薬を選ぶ②防腐剤の入っていない目薬を選ぶ③刺激が強いタイプの目薬は避ける④目薬をさす前はよく手を洗い、容器がまつげやまぶたに触れないようにさす⑤目薬を1滴さして、点眼後にまぶたを5秒閉じる⑥目薬をさしていても目に異常を感じたら眼科を受診する。

■目のツボ押し

「目が疲れたとき、まぶたの上から『眼球を押す』人がいますが、気持ちよくても非常に危険なのでやめてください。それは眼圧が急激に上がってしまうからです。私が唯一、おすすめしているのは『目のツボ押し』です」

 眼球が収まっている頭蓋骨の上側にある、小さなくぼみを「眼窩上孔」という。眉頭の内側から3分の1ほどのところにあるポコッとくぼんでいる場所だ。ここの骨の部分を押すと、その奥にある上眼窩裂という頭蓋骨のすき間に刺激が伝わっていく。ここには動眼神経や三叉神経、交感神経などさまざまな神経が通っているので、押して刺激すると目の疲れが解消されるのだ。

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