今月11日、千葉市立青葉病院が医療事故を起こしたと発表しました。2019年11月、自転車で転倒した50代患者の左腕の肘関節手術を行った際、執刀した当時6年目の担当医が尺骨神経をメスで剥離する過程で、誤って神経の4分の3を切断。手術に立ち会っていた指導医もミスを見逃してしまいました。手術後、患者は指がしびれたり握力が低下するなどの後遺症が残っていて、病院側はミスを認めて損害賠償するといいます。
病院の説明では、ベテラン指導医の介助を受けながら執刀した担当医が、難易度の高い手術なのにメスによる剥離にこだわり、慎重さを欠く手技上の過失があったとしています。担当医はすでに退職しているそうです。
発表されている以上の詳しい状況はわかりませんが、同じように実際に手術に臨み、また若手医師を指導している立場から見て、思うところがいくつかあります。
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