新規感染者が減っても…コロナ禍の「不安疲労」を抱える人が増えている

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 一方で、避けた方がいい習慣もある。

 まずは、ハードな運動をして大量の汗をかくこと。爽快感はあるが、疲労が軽減するわけではなく、かえってストレスにつながりかねない。不安疲労対策には、汗がにじむ程度の運動を10分ほどするくらいがちょうどいい。息を吐くと副交感神経が優位になり、リラックス効果をもたらすので、運動後はゆっくりとした深呼吸を取り入れる。

 次に、就寝前の長風呂。交感神経が優位になり、脳が興奮して睡眠の質を下げる。これでは疲れが取れない。不安疲労対策には、「寝る1~2時間前に40度以下の風呂」がベター。

 さらに、毎朝の大音量の目覚ましで跳び起きること。突然耳元で大きな音が鳴ると、交感神経が急激に刺激され、心拍と血圧が急上昇し、自律神経に悪影響を与える。

 理想は、夜更かしを控えて早めに寝て、朝日の明るさで自然に目覚めることだ。

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