進化する糖尿病治療法

パソコンやスマホを長時間使う人ほど過食になり太りやすい

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 子供も長時間パソコンやスマホを見ているが、親も長時間パソコンやスマホを見ているという家庭は結構多いです。

「思い切って夜はパソコンやスマホを見るのをやめたら、熟睡できるようになった」と話すのは、中学生と小学生の子供を持つ40代男性。

 お子さんは肥満ではないのですが、子供たちの視力低下に関する新聞記事を読み、特に夜、暗いところでのデジタル機器が良くないと知って、最初は子供たちに「夜にスマホを見るのは禁止。寝る時はスマホは部屋に持ち込まず、リビングに置いておくこと」と言ったそうです。

 ところが、「お父さんだって、いつもパソコンやスマホ見ているじゃん」と子供たちが猛反発。仕事で必要だから、と反論しても、「お父さんだけ、ずるい!」となる。

 そこで男性も「本当に急ぎの用件なら電話してくるだろうし、早く起きてパソコンやスマホをチェックすれば問題ないだろう」と、夫婦共に夕飯以降はスマホは仕事用のカバンの中にしまい、パソコンも電源を落とすようにしました。その姿を見て、子供たちも渋々ですが、従うように。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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