インフルエンザシーズンに「肺炎球菌ワクチン」が重要な理由

昨シーズンは激減したが…(C)日刊ゲンダイ

 23価は5年で効果が薄れるので、5年ごとの接種が望ましい。一方、13価は体に免疫の記憶ができるように作られたワクチンなので、一度接種すればOKとされる。

 23価は、23年度までに65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる人が定期接種の対象。その年齢以外の人や、5年経過後の再接種は任意接種。

 13価は、65歳以上では任意接種。23価と13価をどちらを先に打つか、どれくらいの期間を空けて打つかは、23価を接種済みかどうか、定期接種の対象かによって、異なる。

「まずはかかりつけ医と相談を。ただ、余裕があれば肺炎球菌への備えのために両方打つことをお勧めします」

 任意接種では、1万円前後の費用がかかるが(医療機関により異なる)、命には代えられない。

4 / 4 ページ

関連記事