確かにそうですが、現実には生活習慣病改善による数値低下は年齢による各臓器の機能低下並びに筋力低下などから年々難しいものとなります。
また厳しい言い方かもしれませんが、そもそも、食事や運動に気を配れる気質なら、糖尿病にならなかったかもしれませんし(体質的に糖尿病になりやすい方もいますが)、たとえ糖尿病になっても、医師や栄養士の介入がほとんどないうちから血糖コントロールを良好に保てるようになっているはずです。
また、もうひとつ言えるのは、40~50代は仕事やプライベートが忙しく、本人がそうしたくなくても食事時間や内容が不規則になったり、運動する時間を確保しづらかったりする、ということ。
今は生活のためにむちゃせざるを得ないようなら、定年退職後、時間に余裕ができて健康に気を使えるようになってから運動などをすればいいのであって、その時が来るまでは、自分に合った薬を使っていけばいいと思うのです。
進化する糖尿病治療法