また、削るのではなく、患部に市販薬のサリチル酸含有テープ(スピール膏)を貼って、角質を軟らかくして様子を見る方法もあります。ただし、糖尿病や血行不良の方は、使用前に医師に相談してください。
一方、皮膚科では、治療として専用のメスやハサミを用いて角質の表面を除去しています。
通常、ペンだこに感染症は伴わないため、炎症や痛み、赤みといった症状が見られたら、必ず皮膚科で処置を行ってください。
さらに、同じく靴擦れによってたこのできやすい足の裏と違って、指は皮膚が薄いのでセルフケアでそぎ落としすぎると出血のリスクが生じます。出血した傷口からウイルス感染し、イボ(尋常性疣贅)が発症するケースもあります。
イボの検査は、皮膚科などで色素性病変や疣贅の臨床症状を観察するためのダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡を使って行います。
名医が答える病気と体の悩み