イボと認められて治療になると、主に液体窒素を用いた冷凍凝固療法を実施します。マイナス196度の液体窒素を綿棒に染み込ませ、患部に当てます。イボを急速冷凍することで、ウイルス細胞を凍結壊死に至らせます。
ペンだこの予防としては、ペンを親指と人さし指でつまみ、中指は添える程度にします。指に余計な力を入れないことが大切です。
そのほか、市販でペンだこ防止用のクッションテープも販売されていますから、予防的に活用するのもいいでしょう。
▽生垣英之(いけがき・ひろゆき)2002年3月弘前大学医学部卒業後、信州大学皮膚科入局。04年11月佐久総合病院皮膚科、07年4月信州大学皮膚科、08年9月長野赤十字病院皮膚科(科長)、10年4月大宮皮膚科クリニック院長、17年5月こだま皮膚科院長を経て、19年1月に古河いけがき皮膚科開院、院長を務める。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
名医が答える病気と体の悩み