コロナ禍で増加 「帯状疱疹」を重症化させない2つのポイント

重要なのは早期発見、早期治療(C)PIXTA

 帯状疱疹後神経痛の治療では、抗てんかん薬、抗うつ薬、オピオイド(医療用麻薬の一種)、神経ブロック、漢方薬などを使い分ける。ペインクリニック(痛みの治療)に精通した医師の治療が望ましい。

 帯状疱疹で重要なのは早期発見、早期治療と述べた。

 もうひとつ非常に重要なのが、50歳以上が対象の帯状疱疹ワクチン接種。コロナワクチンとは2週間空ければOKだ。

「帯状疱疹、ひいては帯状疱疹後神経痛の予防になります。また、帯状疱疹には角膜炎、結膜炎、髄膜炎、顔面神経麻痺や味覚障害・内耳障害を伴うラムゼイ・ハント症候群といった合併症もあるのですが、それらの予防にもなります」

 合併症は早期治療でも起こる可能性がある。抗ウイルス剤の治療中に何らかの異変が生じたら、すぐに医師へ相談を。

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