コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

体内で曲がる「軟性内視鏡」を使う新手術ロボットなら専用手術室も不要に

大きく切開することもなくなるかも…(C)PIXTA

「結腸がんなどでは、患部にクネクネと曲がりながら到達できるので、お腹は切らずに肛門から手術することができます。従来では体表を大きく切開せざるを得ない患部、また多くの臓器に囲まれている膵臓がんなどの患部に対し、より低侵襲で安全な手術ができる可能性があります」

 FESSは人が持ち運べる小型軽量ユニットで、ベッドサイドに設置したり、ベッドレールに取り付けることができ、ロボット手術専用の手術室は不要。コスト面も大幅に抑えられるという。

3 / 3 ページ

関連記事