日本ではタンポンを使用する人は2割程度ですが、アメリカでは4割を超えているので、困っている人がそれだけ多いことになります。
ではなぜタンポンが不足しているのでしょうか? 最大手のプロクター&ギャンブル社とキンバリー・クラーク社は共に、パンデミックによって起こった労働者不足。そしてコットンやレーヨンなどの原料の需要が激増し、不足していることで供給が追いつかなくなっていると説明しています。
しかしそれだけではないようです。今回の品不足の背景見ると、粉ミルクとタンポンにはいくつかの共通点があります。まず、どちらも少数の巨大企業が独占的に製造販売していること、そして今年初めに大規模なリコールがあったことです。
また粉ミルクは出生率の低下で生産の伸びが頭打ちで、タンポンの使用者もジリジリと減り続けています。利益の増大が見込めない製品の工場がきちんと管理されていたのかという疑問を呈する人もいます。
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