痛みのない暮らしを取り戻す

注射で交感神経の緊張を緩和しアトピー性皮膚炎のかゆみを軽減

写真はイメージ

 しかし、ブロック注射が、おおもとの原因である交感神経の過緊張を緩和し、全身の血流をよくし、免疫のバランスを整えることを理解してもらえて、ブロック療法に入ってから症状が落ち着き、今ではIgEは822まで改善しています。皮膚症状やかゆみも改善しており、ここ2年、Aさんの状態は月に1度の治療ペースで安定しています。

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西本真司

西本真司

医師になって34年。手術室麻酔、日赤での緊急麻酔、集中治療室、疼痛外来経験後、1996年6月から麻酔科、内科のクリニックの院長に。これまでに約5万8000回のブロックを安全に施術。自身も潰瘍性大腸炎の激痛を治療で和らげた経験があり、痛み治療の重要性を実感している。

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