科学が証明!ストレス解消法

やる気を「出せる・出せない」は、好き嫌いより人から認められるかどうか

人から褒められれば、やる気が湧いてくるもの(C)flukyfluky/iStock

 先の会話で言えば、ジョギングが苦手な人も、第三者から「最近、やせた?」とか「顔色がよくて健康的だね」などと言われれば、その気になってしまうのです。手応えをどうやってつくり出すかが大事であって、好きか嫌いかはさほど重要なことではないのですね。

 ですから、好きか嫌いかはひとまず置いておいて、“なんでも一生懸命やってみる!”が大事です。一生懸命やるからこそ誰かが褒めてくれて、脳は“やる気”になっていきます。そうすると自然と楽しめるようになってくるから、人間は都合がいいと同時に、不思議な生き物です。

 言葉としておかしいかもしれませんが、「やる前からやめる」のではなく、「やってみて、イヤだと感じたらやめる」がポイント。「とりあえずやってみる」クセをつけることが大切ですよ。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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