大学病院やがん拠点病院の小児科であっても、すべての小児がんを診療できるわけではありません。たとえば、ある大学病院の小児科では脳腫瘍の治療を行える、ある拠点病院では白血病治療を得意としている……といったように、小児がんの中でもそれぞれ専門とする領域があるのです。ですから、がんの疑いがある子供の場合、地域の医療機関とそれぞれの領域の専門の病院との連携が大切になってきます。
以前、青梅市立総合病院の小児科病棟を見学させていただいたことがあります。その壁はタイルやステンドグラスが使われていて、まるで自然の中にいるような絵画になっており、清潔感があってとてもきれいだったことを思い出します。
がんと向き合い生きていく