「従来薬で良くなる方もいれば、新薬が症状改善の大きな助けになる方もいる。新薬適応の患者さんには、各薬のメリット、デメリットを丁寧に説明し、最終的にご自身に合ったものを選択してもらう。新薬は高額ですが、高額療養費制度を利用すれば少ない負担で続けられる方もいます。とにかく言えるのは、これまでどの薬でも良くならなかった患者さんも、今なら違うかもしれないということ。諦めて治療から遠ざかっていた方はぜひ、アトピー性皮膚炎の治療に力を入れる皮膚科を受診してほしい」
小西院長は、症状をスコア化することで現状把握ができるPOEMスコアを採用。デュピルマブの場合、投与前、2週間後、4週間後のPOEMスコアは、最重症、重症、中等症いずれも平均スコアが半分以下になるという。効果の可視化が、患者の治療のモチベーションにもつながっている。