食べられるものが非常に限定される。外食の際、何を使っているかを聞けても、複数の料理人が働いていたりチェーン展開している店だったりすると、調味料に至るまで原材料を全員が完全に把握できていない。「隠し味」として使っているので企業秘密ということもある。聞きすぎると、クレーマー扱いされる。
「ランチで外食は諦めています。食べるとしたら、具が入っていないパン。ディナーでは、オーナーシェフでソースなどもすべて手作りしており、シェフが原材料を把握している店か、魚介類を取り扱っておらず味噌汁が赤ダシではなく豚汁の豚カツ屋、ビーガン対応をしっかりしている南インド料理屋など。そばやうどんなどは、魚介類を使わず干しシイタケでダシを取ってつゆを作っています」
アニサキスアレルギーは、魚介類が身近な日本人にとってトップクラスにきつい食物アレルギー。成人になってからの食物アレルギーは、非常に治りにくいといわれている。ならずに済むならそれに越したことはないが、魚介類を食べる人なら誰でも発症する可能性がある。