認知症を予防する補聴器のすべて

5つの「きく」をもう一度実現! 補聴器はそのための有効なマシン

写真はイメージ(C)PIXTA

 補聴器は耳の聞こえが悪くなっている方にとって、この5つの「きく」をもう一度実現するために有効なマシンだといえます。

 以前、夫と息子さん夫婦と4人暮らしをされている95歳の女性のお客さまがいらっしゃいました。

 その方の場合、まず自宅のインターホンが聞こえづらく、テレビ番組も聞こえづらくて楽しめない。ご本人としては家族やデイサービス、病院での会話や交流をスムーズにしたいという強い思いをお持ちでした。

 そして「聴力測定」と「語音明瞭度」を行い、幾多の調整を経て、ご自身も納得の調整で補聴器を装着されています。今ではデイサービスのバスの後ろの席でも、運転手さんの声が聞こえるほどになり、改めて人との関わりの大切さを再認識し、「きく」ことを楽しむ生活を取り戻されたといいます。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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