この質問だけでは、自分や隣の生徒のテストの出来をわかっていた可能性もありますから、念のため8人のグループをつくり、「この中の誰か1人にデモンストレーションをしてもらう」という別のケースでも試してみたそうです。
誰か1人が選ばれる──。そうした状況において、誰が選ばれるかを8人に聞いたところ、不思議なことに、他7人が選ばれる確率よりも、自分が選ばれると答えた人の方が多かったのです。このように「自分ではないか?」と過剰に思うのも、「自己標的バイアス」によるものです。
人間は、どうしても自分が気になってしまう生き物です。しかし、それはバイアスであって、周りは必ずしもそうだとは思っていない。自分に対する過度な偏見は捨てること。周りは、あなたが思っている以上に、あなたを見ていないのですから。
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