■薬が適量かどうかは血液検査でわかる
このような薬による有害事象が起こらないようにするため、本来、新規の病態に対する薬の処方は、まず2週間分を出し、それが終了した時点で一度検査を行って問題がなければ次は1カ月分を処方、それを3カ月間ほど続けて効果が出ているかどうか、問題がないかどうかを確認してから、2カ月分、3カ月分の長期処方に延ばしていくのが正しい手順です。
しかし、多忙な医療機関などでは、そうした手続きを踏まずにいきなりドンと長期で処方されるケースも少なくありません。
ですから、もしもそうした適切ではない長期処方があった場合、患者さんの側から拒否してもらいたいと思っています。「まずは2週間後に検査してください」「また1カ月後に来るので診てください」といったように、医療者側に“正しい処方の手順”を提案してほしいのです。
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