科学が証明!ストレス解消法

誘惑やミスを回避する「イフ・ゼン・プランニング」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 すると、【グループ2】の「イフ・ゼン・プランニング」をしたグループの評価が劇的に良かったというのです。「イフ・ゼン・プランニング」は、前頭前皮質に機能障害をきたしている患者にも有効ともいわれています。「絶対にそうする」というパターンを決めてしまえば、脳や体はスムーズにアクションしやすくなります。仕事においては、「もし〇〇をやるときは、必ずここを注意して、終わったあともここをチェックする」というように、(then)を決めておくと、よく起こりがちなミスを回避しやすくなったり、ストレスを回避しやすくなったりします。意識的にパターンをつくると◎ですよ。


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堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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